滝行に行ってきたけど質問は受け付けない【3】
早朝。
私、旦那さん、腐ったみかんさん、A氏は寺にいた。
今日は滝行1日体験。
みんなワクワクしながら集まった。
早朝にも関わらずテンションもそこそこ高かった。
「さむーい!!」
「昼食ってどんなんだろうねー」
「寺なんだから、精進料理だろう!」
「精進料理食べたことない!たーのーしみー!キャッスキャッス!」
「精進料理ってどんなの!?」
「肉がないんだよ!ほら、胡麻豆腐とか高野豆腐とかそんなやつ!キャッス!」
ちなみに前日、精進料理を知らない旦那さんには
「胤舜のおじいちゃんが食べてたようなやつ」
とざっくり説明をしておいた。
寺に着いて即行「鐘をついてください」と寺の人に言われる。
つく。
終わり。
なんの説明もなく。
一人1回ずつゴーンと・・・
写真ではなんかいい感じ出てるけど、みんな無言だった。
これには一体なんの意味が・・・?
誰も聞けない空気感がそこにはあった。
鐘つきが終わると小さいお堂みたいなところに行く。
ここでお経を読んでくれるのでみんなで拝む。
私とA氏の後ろには、かまいたちが中国人コントをするときに使うドラみたいな楽器があった。
そこにスチャッとスタンバイしているお坊さん。
はんにゃあ〜は〜らぁ〜・・・ばいーん〜ほんにゃららぁ〜ばいーん、ばん、ばん、ばいーん〜はにゃらら〜
「ばいん」鳴るたびに肩をびくつかせる私とA氏。
音がダイレクトに体に響く・・・内臓が震えるような感覚・・・
アブトロニックを全身に巻かれてるみたいだった。
そして、こういう身体に何かしら負担をかけるアトラクション的な物には絶対欠かせない書類・・・
そう、誓約書だ。
本堂みたいなところで「滝行して身体に何か起こっても自分の責任です」的な文章に署名をする。
なぜか自分の職業を書く欄まであった。
これ必要か・・・?
さらに家庭用テレビでDVDを見ることになった。
「オリエンテーション的なものなので、これからどういう流れで滝行が行われるのかを見てください」
と寺の人に言われた。
おっ、これはしっかり見なきゃ!
と、体をしっかりテレビの方向に向けて視聴開始。
男の人二人がなんやかんやして滝行(内、一名は滝行することを知らされず参加させられたというくだり)を行い、ワーとかギャーとか言ってるテレビで放映された録画映像だった。
滝行のしっかりした順序も微妙にカットされるし、PV的な要素も全くない。
まるで「俺、テレビに出たんだ」とそんなに交流のない人に家に呼ばれ、その録画したDVDを見せつけられたような感じだ。
私たち4人、他に男性が4人いたが、みんな思っていただろう。
「思ってたのと違う。」
滝行に一緒に参加してくださった「腐ったみかんさん」のブログはこちらから〜。
信じられるか・・・?元上司だったんだぜ・・・?